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FHN省ラインQ&A

Q1.高出力点灯と定格点灯の違いは何ですか?
一種ランプに対し、電子安定器を交換することで、高出力点灯0.17Aと定格点灯0.11Aが可能になります。 一般FLと同等の明るさが必要な場合には高出力点灯、省エネを重視する場合には定格点灯というように使い分けてください。
Q2.省ラインのランプは何色ありますか?
6色(ND/ED/EN/EW/EWW/EL30)をラインアップしています。
Q3.省ラインを薦める一番のメリットは何ですか?
省エネ対策と環境改善効果です。現在最も市場にあるFL40Sと電磁安定器に対し、 FHN22T5□□/1200と電子安定器を採用することにより、交換コストを抑えつつ省エネが可能で、トータルコストダウンが可能となります。
Q4.デメリットはありませんか?
プリンス電機独自のランプである為、ランプ交換の際、一般蛍光灯のように量販店での即時購入は不可能ですが、 直販、当社販売会社及び協力店ルートを通じての購入は可能です。
Q5.FL管の光束維持率と比較すると?
減衰カーブ(図1参照)はほぼ同様ですが、 12,000時間光束維持率は、 FL管W(ホワイト)は 70%。これに対し、省ラインは85%(三波長蛍光体)。 保護膜を塗布しており、光束維持率を高くしています。
FL管Wとの光束維持率比較
Q6.FL用器具に細いスリム管を取り付けた場合、反射効率はどうなりますか?
背高ソケットを使用し、ランプセンターを合わせている為、ほぼ同様の反射効率を得ています。
Q7.全ての器具に対応していますか?
器具の形状、使用環境など(埋込式、防雨、防湿、非常灯電源一体式、海外メーカーなど)により 使用出来ないタイプもありますのでお問合せください。
Q8.グリーン購入法対象のランプですか?
グリーン購入法対象のランプです。
Q9.電子安定器及びランプの使用環境はありますか?
電子安定器の使用環境は周囲温度:0~50℃、湿度:35~85%、電源電圧変動:定格値±10%までとなっています。 ランプの使用環境は周囲温度:10~40℃です。省ラインは25℃で明るさがピークとなる設計をしていますので、15~35℃での使用を推奨します。これらの環境以外での使用はランプが暗くなる、点灯しにくくなる、チラツキ、短寿命などの原因となります。
Q10.定格点灯と高出力点灯のランプ効率が同じなのはどうしてですか?
0.11Aと0.17Aの間の0.14Aにランプ効率のピークがある為、定格・高出力共に110lm/Wとなります。
Q11.電子安定器の寿命はどの位ですか?
JIS規格でうたわれており、4万時間です。 注)設計時の期待寿命であり、部品として寿命があるのは電解コンデンサであるため、電解コンデンサの期待寿命で計算して、4万時間以上もつようにしています。ただし、安定器の周囲温度50℃以内の場合です。
Q12.100/200V兼用電子安定器で、240Vは使用できますか?
使用できません。100~242V対応の電圧フリーインバータを現在開発中ですが、今現在でも個々に対応は可能です。
Q13.FHF32との差はなんですか?
パフォーマンスはほぼ同等です。50%レスタイプでもランプ効率110lm/Wを実現しており、FHF32に対し明るさを30%抑え、30%省エネしております。管径の違い(O25.5mm→O15.5mm)により、より薄形器具の設計が可能となります。また、使用部材が減ることにより省資源/省ゴミに貢献する製品です。
Q14.高出力と定格の明るさ27%の差は、目視で分かりますか?
並べるとその差は明らかです。また、測定器では、27%の差が数値で出ますが、単独では分かりません。
Q15.FL用器具に細いスリム管を取り付けた場合、器具効率はどうなりますか?
器具効率は、入力電力に対する器具から出る明るさの効率です。既存器具はFL40Sに最適な設計をしている為、FHNに変えた場合、わずかに落ちます。リニューアルの際には、設計照度とリニューアル後の照度の変化について確認を行う必要があります。
Q16.電子安定期の高調波対策はしてありますか?
ラインアップ全て対策済です。高調波抑制ガイドラインに、正弦波を歪ませる原因となる高調波の発生の抑制についてうたわれています。
Q17.リニューアルの交換時間はどのくらいですか?
約15分/台です。ただし、交換の際に器具裏の掃除の必要性、及び配線の取り回し等により一概には言えません。
Q18.O15.5mmのランプをT5というのはどうしてですか?
5/8インチ=5/8×25.4=15.875 日本では、規格センターを規定。海外では、規格上限を規定。 日本:O15.5(15.5±0.6mm)、欧州:O16.0(MAX17mm)
Q19.高力率とは何ですか?
入力電流と入力電圧の積と、入力電力の割合が85%以上のものを高力率といいます。電子安定器について、力率を下げる原因は高調波成分であり、高調波対策をしているインバータは、高力率と言えます。